憧れの名古屋の料亭『志ら玉』さんにお邪魔いたしました。
NHK美の壺でもお馴染み。
名古屋の奥様方がお茶や設えのお稽古に通う昭和創業の料亭です。
到着しましたら早速お料理をいただきました。
一日一食にしているので夕食は毎日とても楽しみです。
まずは胡麻豆腐に渡蟹と上海蟹の身がたっぷり乗ったお料理。
胡麻豆腐はザルで22回裏漉しするんですって。
素晴らしい舌触り。
2品目は鰻の白焼き。
餅米とサクサクの鰻が素晴らしいマリアージュ。
お造りは、河豚と鯛。
三河湾は河豚も有名ですよね。
鯛も旬の秋らしく素晴らしい歯応えとお味。
わたしはマグロより鯛派です。
おかわりしたかったです。
お椀は辻石斎の作品
辻石斎と言えば北大路魯山人。
素晴らしいお椀の中はスッポンの玉子豆腐。
カツオと昆布とスッポンの出汁のマリアージュが素晴らしい。
八寸は子持ち鮎の炊いたんと、鯖寿司と新イクラ。イクラは今が一番美味しいですね。皮が薄くて白ごはんが欲しくなる。
器は川喜田半泥子作
蕪の図案は証券会社の方にはとても喜ばれたとか。
鰻の天婦羅を出せば『株が鰻登りに上がる』で、ご祝儀が出たとか。
箸休めの打ち立て蕎麦。
ナメコ蕎麦、おかわりしたい美味しさ。
最後はすき焼きとご飯。
ご飯は煮え花をいただきました。
写真はありませんが、こちらの名物の麦トロメシもいただきました。
使わせていただきましたお猪口は、加藤唐九郎のお猪口。
茶碗は多いが猪口は貴重らしいです。
茶碗ほどの値がするとか。
床のお軸は豊臣秀頼のお軸。
長い鶴首の銅器の花器は、初めて拝見いたしました。
館の隅々まで数奇者の喜びそうな設え。
所々にある朝鮮骨董もこの館にピッタリ。
侘び寂びの広い料亭さん。
日本広しと志ら玉さんだけでしょうね。
楽しかったし
ご馳走様でございました。
志ら玉
愛知県名古屋市北区上飯田西町2-36
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