Shintaro.media
名古屋『志ら玉】さん
eat
47

憧れの名古屋の料亭『志ら玉』さんにお邪魔いたしました。

NHK美の壺でもお馴染み。

名古屋の奥様方がお茶や設えのお稽古に通う昭和創業の料亭です。

到着しましたら早速お料理をいただきました。

一日一食にしているので夕食は毎日とても楽しみです。

まずは胡麻豆腐に渡蟹と上海蟹の身がたっぷり乗ったお料理。

胡麻豆腐はザルで22回裏漉しするんですって。

素晴らしい舌触り。

2品目は鰻の白焼き。

餅米とサクサクの鰻が素晴らしいマリアージュ。

お造りは、河豚と鯛。

三河湾は河豚も有名ですよね。

鯛も旬の秋らしく素晴らしい歯応えとお味。

わたしはマグロより鯛派です。

おかわりしたかったです。

お椀は辻石斎の作品

辻石斎と言えば北大路魯山人。

素晴らしいお椀の中はスッポンの玉子豆腐。

カツオと昆布とスッポンの出汁のマリアージュが素晴らしい。

八寸は子持ち鮎の炊いたんと、鯖寿司と新イクラ。イクラは今が一番美味しいですね。皮が薄くて白ごはんが欲しくなる。

器は川喜田半泥子作

蕪の図案は証券会社の方にはとても喜ばれたとか。

鰻の天婦羅を出せば『株が鰻登りに上がる』で、ご祝儀が出たとか。

箸休めの打ち立て蕎麦。

ナメコ蕎麦、おかわりしたい美味しさ。

最後はすき焼きとご飯。

ご飯は煮え花をいただきました。

写真はありませんが、こちらの名物の麦トロメシもいただきました。

使わせていただきましたお猪口は、加藤唐九郎のお猪口。

茶碗は多いが猪口は貴重らしいです。

茶碗ほどの値がするとか。

床のお軸は豊臣秀頼のお軸。

長い鶴首の銅器の花器は、初めて拝見いたしました。

館の隅々まで数奇者の喜びそうな設え。

所々にある朝鮮骨董もこの館にピッタリ。

侘び寂びの広い料亭さん。

日本広しと志ら玉さんだけでしょうね。

楽しかったし

ご馳走様でございました。

志ら玉

愛知県名古屋市北区上飯田西町2-36

詳細はこちら