一年ぶりに京都祇園の新門前にある、新門前米村さんへ。
私が京都でお店をやるきっかけを頂いたシェフです。
下河原から新門前に移転されて、より米村イズム溢れる美意識の塊みたいなお店になっています。
元々、李朝の骨董屋さんだったお店を改装されました。
暖簾、欄間、ガラス越しの李朝バンダジに置かれた仏手柑がお正月を感じさせます。
こちらは鬼才の画家、金子國義先生の子供シェフシリーズの油絵。
米村さんは金子先生を生前、とても大切にしてくださっていました。
食と芸術は決して切り離せない。
金子先生も米村さんのお料理をとても愛していました。
まずは熱々のスッポンスープ。
横に添えてあるのはカブラ餅。
柔らかくて甘い、カブを食べているみたい。
こういう食べた事ないものを食べさせて下さるのが米村シェフです。
まずは前菜盛り合わせ。
軽くしゃぶしゃぶした和牛に、雲丹、キャビア、サワークリームなどをくるくる巻いて頂きます。
トマトの上は白海老。
自家製のカラスミにスモークしたマッシュルーム。
あと緑茶パンのサンドイッチ。
くるくる新しい味にワクワクしながら頂きました。
黒トリュフで見えなくなっていますが、大きなハマグリのグラタンです。
この季節に頂ける料理。
トリュフはやっぱり細かくしてもらったほうが好き。
熱々を頂きました。
こちらは年明けに本格的に旬を迎える虎河豚のサラダ。
トロトロの焼き白子、下にはテッサ、カリカリに揚げた身や、焼き河豚、皮の湯引き、色々な食感を混ぜ混ぜしながら楽しみます。
絶品。
伊勢海老、活のヒラメ、ホタテのブイヤベース。
まだ生きている伊勢海老の頭を小鍋に入れてぐつぐつ、後は新鮮な魚介にサッと火を通して、パルメジャーノと海老ソースをかけて完成。
濃厚なソースはご無理を言ってリゾットにして頂きました。
パスタはナマコの身とこのこ、海鼠腸をたっぷりかけて混ぜながら頂きます。
少し日本酒もご一緒に。
贅沢すぎるパスタです。
メインのお肉も絶妙な火入れで軽く頂けます。
器は米村さんの同級生、猪飼祐一先生の大皿。
数寄屋橋次郎の器を作っている陶芸家さんです。
最後にデザートの盛り合わせ。お腹いっぱいだけど食べちゃう。
新門前 米村
京都府詳細は新門前通花見小路東入梅本町255
050-5869-9161
詳細はこちら