京都嵯峨の清涼寺の門前にある、知る人ぞ知る日本料理『おきな』さんがあります。
最近、お店の内装を変えたばかり、清涼寺さんの古材の柱やしぶい骨董が品よく設えてあって、慎太郎好みのお店でした。
まず一品目は珍しい古染付(中国が明の時代に景徳鎮で焼いていた器の総称)に、天然の大きなナメコ、大根おろし、塩水雲丹。
お出汁と少しのお酢、サッパリと美味しい贅沢なお料理でした。
お造りも素晴らしい食材。
鮮度の良い鯛と、程よく熟成された中トロとブリ。
口の中でとろけました。
この穴子は、皮面パリパリ身はフワリ。絶品穴子。
この器も見た事のない織部焼。
薄手で織部釉の品が良い事。
400年前ぐらいの器です。
冬の初めの株を葉を巻いて焼いただけのお料理。
溢れるジュースをこぼさないようにいただきました。
シンプルイズベスト。
素晴らしい一品でした。
京都といえば鯖寿司、酢の効きすぎていない優しい味、そして身の厚いこと。
海苔も食べる寸前に炙ってくださり香りがたまりません。
清涼寺の隣が有名なお豆腐屋さんで、おきなさんでも美味しいお豆腐料理頂けます。
お出汁たっぷりのひろうす。
最後は天婦羅と全粒粉の煮麺をいただきました。
海老の天婦羅も美味しかったけど、やっぱりタラの白子の天婦羅が最高。
京都ではタラの白子を雲子っていいます。
鶏肉はかしわ。
甘鯛はグジ。
ちょっと知ってると便利な単語です。
おきなさんは、器もご家族も全部素晴らしくて、本当の仲良しさんとお邪魔したいお店です。
おきな
075-861-0604
京都府京都市右京区嵯峨釈迦堂大門町11
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