博多のレストラン
ゆっくりお邪魔したいと思いつつなかなか機会に恵まれませんでしたが、今回仲良くしてくださっている方の大学時代の音楽仲間が有名シェフになっていると言う事で博多の夜デビューとなりました。
博多奈良町にある『青』さん。
世界を巡り、東京のミシュラン三つ星の龍吟でも修行をされた金田シェフのお店です。
ジャンルはinnovative和食と言うのでしょうか?
初めはトロトロに炊いた豚足とフォアグラのパン。
パンのサクサクさと中のトロトロがめちゃくちゃ美味しい。
シャンパンと一緒に空腹のお腹に流し込むと身体中に幸せが広がりました。
二品目は、ホワイトアスパラガスのソースに車海老とキャビア。
上のジュレは車海老の頭から取った出汁が濃厚。日本酒をたのみました。
蛍烏賊がたっぷり入った春巻き。
サクサクの食感ってとても癒されます。
皮も薄く、春巻きって蒸し料理だと改めて感じる。
日本酒どんどん進みます。
薄い青磁の小鉢に熱々のスープ。
春らしくハマグリと山菜。
わたし春のお料理が一番好きかもしれません。
博多と言えば鯵や鯖が美味しいイメージ。
こちらは鯵、生け締めされた新鮮な食感が楽しい。
醤油で食べさせないから飽きがこない。
またまた日本酒が進む
でぁ〜
石川県加賀の妙泉陶房の器。
有田が近いのに、あえてこの繊細な染付を使うあたりシェフのセンスの良さを感じます。
大きなイカに🦑たくさん包丁を入れて、コノワタで食べさせる。
酢漬けの胡瓜が博多っぽいと地元方がおっしゃいます。
うすい豆のリゾット。
全てのお料理の味が濃くなくて食材の風味がいきている。
器も珍しい明治時代ぐらいの富山で焼かれた越中丸山焼と言う焼物。
シェフはよっぽどの器好き。
上手な引き算というか、『どや‼️』とこない感じが好き。
西岡小十の向付に出て来たのは牛肉のしゃぶしゃぶを低音で仕上げた一品。
脂が少なくて美味しい。
柿右衛門の蓋付碗で出て来たのは、二度揚げサクサクのオコゼの唐揚げ。
美味しい〜ずっとサクサクしていたい。
あんかけの海苔が美味しい。
綺麗なレースガラスで出て来たのは細いおうどん。
九州は雲丹の美味しい季節、どんぶり一杯いただきたかったぁ。
ずっと物欲しそうに北大路魯山人の器を見ていたわたしに、鮑を出してくださいました。
やっぱりアワビは春の海藻の新芽をたくさん食べた今が一番美味しい。
まだまだお料理続きます。
和牛の炭火焼。
こちらも脂が少なくて、柔らかくて、美味しく頂けました。
新玉葱をすき焼きの割下で炊いて、温泉卵と一緒に食べるとすき焼きになりました。
面白い。
炊き立ての土鍋ご飯をそのまま雑炊にしちゃうなんて贅沢。
渡蟹のエキスと身がたっぷりの濃厚雑炊。
絶品でございました。
最後のデザートも楽しかった。
ミカンに見立てた砂糖菓子を割ると中からソースが出てきて、そのタイミングで自家製アイスクリームと柑橘をいれてくださる。
酸味の苦手なわたしでも美味しくいただきました。
最後の最後は空気のわらび餅。
名前の通り口の中ですぐに消えました。
美味しい‼️
今回の博多では素敵な出会いをたくさんいただきました。
わたしの吉方でもある九州からしばらく目が離せません。
シェフ、器展も来て頂いてありがとうございました😊
奈良屋町 青
092-272-2400
福岡県福岡市博多区奈良屋町4-11-3
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